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Facebookで高橋正明さんがが紹介していた書籍

「未来のつくりかた」

ーAudiで学んだことー 和田智著

を読んでみた。

 最初のスケッチから惹き込まれ、

Audiで培ったデザイナーとしての

考え方やアプローチが素晴らしいのと同時に、

多くの課題を突きつけられた。

過去を否定して新しいものは生まれない

そして、

人が暮らす部屋は、その国の文化のあわられという内容だ。

ドイツから帰国して、

住処を探す際に見た日本の家の殆どは、

物が溢れて足の踏み場がなかったと。

(P165 「部屋と街、美しさは比例する」)

場作りに関わってきた自分には責任があると感じた。

人は冷静な状態でいられれば、

空間も落ち着いた雰囲気になるし

環境を変える事で

自身の内面を変えるチャンスともなる

「美」への追求が核にあり

何度も胸が熱くなって使命感を呼び覚まされた。

クリエイターならずとも、事業を為す全ての人に

読んでほしい内容だ。

人のする事は全てがひとつながりで、

小さな物事を意識する事と丁寧な行動、

それを継続する事が変化そのものになるということ。

そして、デザインも仕事も

明確な境界線など引けず

報酬の為の名目上の割り振りはあっても

簡単に分断出来無い。

だからこそ全てが繋がり

時を経た時に初めて表現できるようになるのだろう。

この激動の変革期に読むのにとても相応しいのでぜひオススメする。

 

 

 

 

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