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仕事柄、その場を見ると

その人の状態が大体掴める。

詳細までは分からずとも、

雰囲気で感じられる。

この第一印象がとても大事で、

決定事項で重要なポイントとなる。

内装工事の打合せ当初は、

お互いに情報が少いので、

話す機会を作り、

根っこの物語からお聞きする。

双方の時間的制約もあるけど、

金額、スケール、労力など双方にとっても大きいので、

方向性を間違えぬように

インタビューは丁寧にする。

それを重ねていくと、あるときお客様の

『実は』という言葉が出てくる。

この『実は』がとても大事。

これを話す場合は、

ご自身が意図して言わなかったケースと、

無意識の願望が浮上して声になったケースがある。

私たちは、常に周囲を意識して、

他者の目線や情報を基準にしてしまい

優先順位が見えなくなる事がある。

本心を抑えて、周りに同調してしまっていると

『実は』という言葉が出てくる。

ここをやり過ごすと

逆戻りをしたり、

変更の種となってしまう。

依頼主の真に望むものに触れるためには、

自身の小さな?をやり過ごさない事。

予算、材料などの事情もあるが、

まずはお客様の意向を受け止めて、

双方が喜ぶポイントを

見つけるのが私たちの役目。

今回は自分の過ごす家や職場で、

心を晴れやかにする空間づくりの基本を

3つにまとめてみた。

1、家具や小物が好きな物で構成されている

2、窓や扉がきちんと機能して、物を動かさずに開けて風を通せる

3、足元に物を置いていない

これは序章段階で、

これが出来てから彩り(色・素材・種別ほか)

ストーリーを紡いでいく。

最も大事なのは、まずそこに意識を向ける事。

意識を向けた瞬間、その場との繋がりがカチッと始まる。

 

 

 

 

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