心の空間を意識するー実は現実空間を作っているのは心の景色
旅行に行く際や、何かの催しがある時には快晴を望む事が多い。
「雨のち晴れ」だとカラッと心も晴れ渡り、
運が良ければ虹にも遭遇できる。
そんな天気による記憶は、
旅の印象全部を変えるくらい大きい。
言ってみれば、空は自然空間の『天井』。
大きな天井から受ける影響は
やはりとても大きい。
グレーな空で湿度を感じると
ゆっくり内省したくなったり、
新しい傘やコートがあれば
出かけたくなるかもしれない。
人は通常、肌で触った感覚と、目に入った記憶が合わさって
頭の中にアルバムを作り上げる。
そのとき感じた香りや、
交わした言葉なども付加されて
記憶を完成させるように思われるけど、
実は最初に無意識のイメージがあって
それに当てはめるように記憶も作られていくようだ。
天気だけは不可抗力と思われているが、
”この時だけは晴れてほしい”と念じて
そうなる事があるように、もしかすると
想念が天気を変える事があるのかもしれない。
受動的でなく、
能動的に自分が欲しい景色を描く事で
現実空間を生み出す。
両方とも自分が作り出したものだから、
心の中で境目をつけると
目の前の現象に現れてくる。
数を重ねると見えてきて、
自分を知るきっかけにもなるので
ぜひやってみてほしい。